取引相場のない株式の評価方法には以下の3種類があり、会社の規模および株主の態様により、それぞれの評価方法を採用または併用して評価します。
① 類似業種比準価額方式
その会社の事業内容と類似する上場会社の株価を基として、1株あたりの配当金額、利益金額、純資産価額 (帳簿によって計算した金額) の3つの要素を比較して求めた比準割合を乗じて評価する方法です。
② 純資産価額方式
会社が所有する各資産を相続税評価額に評価替えしたところの純資産価額により評価する方法です。
③ 配当還元方式
配当率を利回りとしてとらえ、その株式に係る直近2期の平均年配当金額を10%の還元率で割り戻した金額で評価する方式です。
どの評価方法を採用するかは、株式の態様、会社の規模によって決められています。