融資の返済条件変更
返済継続が困難なときに
現在融資を受けている既存の融資について、今の返済条件では、返済を継続することが困難な場合、現時点での収支バランスに合わせて返済条件を変更することができます。
さて、小規模事業者がよく利用する信用保証協会付融資というものがありますが、信用保証協会とは、事業主の保証を行ってくれる政府系の保証機関です。
この信用保証協会の保証が付くと、事業主が融資を返済できなくなっても信用保証協会が肩代わりしてくれるので、金融機関からの貸出がたやすくなります。
したがって、信用保証協会付融資の場合、信用保証協会が条件変更の決定権を握ることになります。
返済条件を変更するときは金融機関の窓口で担当者に申し出ましょう。決算書を分析しながら返済負担の軽減額を検討すると思われますが、通常は条件変更を申し出た本人の申し出額が尊重され、新たな返済額となります。
条件変更すると新たな追加融資は受けられない
本人の申し出により、条件変更をすると、基本的に新たな追加融資は受けられなくなります。しかし、現在の融資を完済すれば、一般的に追加融資にも応じてくれると思われます。
他の金融機関の追加融資にも影響
返済条件の変更を申し出ると、その金融機関だけでなく他の金融機関の追加融資を受けることも困難となります。